メイン

2007年09月19日

レイクディストリクト

この間「ミスポター」を観て来ました.かのピーターラビットを生み出したベアトリクス・ポターのお話.「ブリジット・ジョーンズの日記」のときのレニー・レニーゼルウィガーもよかったですが,今回のポター役もいい.あの笑顔がピーターラビットを生み出したのね,と自然に思えます.

一点,なにか気になることがあって,でもちゃんと言葉にできなくて,映画が終わった後もやまやしていて,ハッと気付いたこと.残念ながら,湖水地方かつて写真等で見たものよりきれいじゃないというか,印象に残っていないこと.私財を投げ打っても保存したいと思った湖水地方が,それほど魅力的に見えませんでした.残念!!

高校生の頃「グッバイミスターチップス」を読んで,チップス先生がキャサリンと出逢った場所.それ以来私の中では写真,想像も含め,いいだけ膨れ上がっていました.その要求に応えられなかったのがもやもやの原因.

映画そのものはポターの動物,また自然への愛が感動的に描かれている分,ストレスが大きいかったようです.

2007年07月31日

トスカーナの休日

dvd070731.jpg札幌とトスカーナの緯度はほぼ北緯43度と同じなのに,なぜかとても違う印象がある.

「トスカーナの休日」で映し出されているのは温暖な地中海性気候の土地.太陽が降り注ぎ,実り豊かな作物.そしてなによりあけっぴろげで陽気で,愛を語るイタリア人.北海道にも短いけれど,夏の間は気持ちのよい時間,場所がある.でも,秋が来て,冬になると半年間雪に閉じ込められる.

「トスカーナの休日」はアメリカ人のみならず日本人の持つイタリア=明るくてのどかな国,人々は愛を語るを素直に映像化したもの.でもその明るさと主人公のキャラ故か,嫌味がありません.

ストーリーは夫の浮気で離婚し傷ついた中年(?)のアメリカ人作家がひょんなことからイタリアを旅行し,ひょんなことから古い邸宅を買って住みつき,そこで巻き起こる日々が描かれています.

ちょっと顔に皺があっても,泣いて鼻の頭を赤くしても,その明るさ,チャーミングさで観るものを惹き付ける主演のダイアン・レインの魅力がいっぱい詰まった一編.その彼女に惹かれながらも,温かく見守るマルティニも渋くてステキ.

ずっと観たいと思いつつ,ビデオショップに行ってもいつも貸出中.業を煮やして買ってしまいました.トスカーナの空と緑と食卓に心和みます.夏休みゆったりとした気分になりたいときにお薦め.

それにしても同じ緯度にありながら,海流や地理的位置のせいでしょうか,北海道の気候は過酷です.

2007年07月05日

ラヴェンダーの咲く庭で

dvd070705.jpg映画を観に行く代わりに昨日レンタルしたのがこの「ラヴェンダーの咲く庭で 」

イギリスの海岸地方に住む初老の姉妹が嵐の翌日青年を助けて,全快するまでその面倒を見ることにしたのですが,その青年は英語が話せないけれど,バイオリニスンの名手だと分かって.あれっ,これはどこかで聞いたストーリーだと思ったら,数ヶ月前に聞いた「ピアノマン」によく似ている.でも,この映画の方が先だし,時代背景も第二次世界大戦前.

静かに暮らしていた姉妹の関係は青年と暮らすことで微妙に変わってきて.しかも妹のアーシュラが青年に仄かな思いを寄せて・・・.青年はたまたま村に滞在していた音楽界のマエストロの妹に連れられてロンドンで出て行きバイオリニストとして華麗なデビューをする.このコンサートに出掛けた姉妹は青年の成功を喜び,静かにまた田舎の生活に戻って行く.なんともイギリス的なストーリーです.

姉妹を演じたマギー・スミスとジュディ・デンチははまり役.ふたりの古いけれど居心地のいい住まいのインテリアは,いろいろ学ぶところ大です.

ゆったりとした休みに相応しい作品でした.

2006年12月29日

名犬ラッシー

私を置いてふたりで出掛けて,そんなに楽しかった?念願の名犬ラッシーを観て来ました.

ラッシーを演じたのはとてもきれいで利口なコリー.失業したため以前からラッシーをほしがっていた公爵に売られてしまうのですが,飼い主だったジョーが恋しくて何度も脱走.ついにはスコットランドのそのまた北の端からヨーク目指して走り続けます.

撮影はスコットランド,マン島,アイルランドで行われたそうですが,自然の美しさ,その中をひたすら少年の元に走って行くラッシー.ラッシーを初め,ラッシーの友達のミックス犬,旅芸人の愛犬トゥーツ,羊やそしてキツネまで,みんな活き活きして動物映画としてもすばらしかったですが,湖,緑豊かな丘,岩山etc,etcイギリスの自然の美しさも堪能.

終わりのシーンで公爵がラッシーの足を見て,800kmも飼い主を求めて走って来たラッシーの心意気に応えて,「これは私のイヌではない」というあたり,頑固なだけではない貴族としての矜持をかいま見たのもイギリス映画ならでは.

お話自体はハッピーエンドで,戦争の影も中途半端.でもこれはそういう映画なんだから,それはしかたがないのか.

ちょっと話題になったラッシーの代役,セーブルの毛色がほんの少しだけど濃いめ,ブレーズの感じが本物より角張っていたり(なるべく顔を映さないようにした?)で,なんとなく分かりました.公式サイトではスタント犬となっていましたが,網を飛び越えたり,スコットランドの山並みを走ったりしていたのはこちらのワンコだったようです.

今回札幌では吹替版のみの上映.「スコットランド人のように頑固な」なんて表現があったり,英語の勉強にも良さそうだし,なんといっても自然の中で走るラッシーをもう一度見たい.DVD版,発売待ちです.

2006年11月28日

そういえば

この間観に行った「プラダを着た悪魔」でミランダがオフィスで使って
いたのはPowerBoookの多分15”.
アンディのデスクトップも間違いなくMac.

デザイン関係ではやっぱりMacがいまだ強い証拠?

2006年11月18日

名犬ラッシー

名犬ラッシー!あの名犬ラッシーが映画になって戻ってくるとのニュース.

これは観ねばと公式サイトに行ってストーリーをチェックしてみたら,なになに舞台はイギリス,ヨークシャーにある小さな炭鉱の街.飼い主は炭鉱夫の息子の少年ジョー.

あれっ,ラッシーってイギリスだっけ,とググッてみたら,やっぱり映画が正しい

私の記憶にあるのは,毎週テレビでやっていた名犬ラッシー.多分舞台はアメリカの中西部,ウィスコンシンとかミネソタあたりの牧場と思い込んでいました.「今日のお話,なんでしょ,なんでしょ〜,ラッシー,ラッシー,頑張れラッシー,ミツワ,ミツワ,ミツワのラッシー♪」っていうのが主題歌.まだ思い出して歌えそうです.(苦笑) 

私の頭には広々とした牧場がしっかりと記憶されていなしたが,記憶違いでしょか.他の番組と混同しているかな〜.

そんな風に考えると,原作の「家路」のようにみんなの善意に助けられながら,アメリカを横切って,家に戻る話だったかな〜とも思い始めて・・・.ここに至っては記憶が定かでは・・・.

今回の映画は原作に沿ったお話のようです.学校のお休みに合わせたのか,公開は12月23日から.

ストーリーを読んだだけでウルウルもの.実物を観たらどうなるか.ハンカチ何枚も用意して行かなくちゃ!

2006年07月23日

たまにはこんな映画も

なにかの雑誌で紹介されていので,「幸せのポートレート」を観に.

典型的なアメリカの一家のこれまた一大イベントであるクリスマスでのストーリー.こどものときに植え付けられた理想のアメリカの家庭.そこに長男の婚約寸前の恋人としてやって来たニューヨークのキャリアウーマン.

紹介ではこの女性に焦点を当てて書かれていましたが,わたしにはむしろクリスマスに繰り広げられた一家の心温まる愛情物語に感じられました.ただしゲイだったり,マリファナが出てきたり,養子問題があったり,乳がんもあったりと極めて現代的ですが,それでも,家族がクリスマスを軸として絆を保っている様は核家族化し,家族の集まりもほとんどなくなってきた身から,懐かしく,羨ましい感じさえしました.

ちょっと思っていた感じとは違いましたが,こんな映画もたまにはいいかな.

ところで映画の中でダイアン・キートンがダイニングで使っていたコンピュータはiMacのストローベリー,書斎に置かれていたのは多分PowerBookの15インチ.Macはやっぱり絵になります.(*^^*)

2006年06月04日

キノに行くときは

tantan-men060604.jpgキノに映画を観に行くときはその行き帰りにたぬき小路の向かい側にある担々亭で担々麺を食べて来るのが密かな楽しみ.

今日は「二人日和」を観に.不治の病であるALSに罹った妻とその妻を愛しながらも,無骨で無口で気持ちをうまく伝えられない夫の物語.そんなふたりの日常が,京都の四季,街並をバックに淡々と繰り広げられます,

観終わってかなりずっしりと心にのしかかりましたが,食欲は別.きもので出掛けたのですがそれにもめげず,担々麺を食べてきました.辛みの効いたひき肉の入ったスープはコクがあり,これが細い麺が絡み合って,相変わらずおいしい.セットでついてくる杏仁豆腐はちょっと甘めですが,これはご愛嬌でしょうか.

2006年04月24日

失敗失敗

気ぜわしさにかまけ,観たい映画を見逃してしまいました.

Pasqueさんのブログでウッディ・アレンの僕のニューヨークライフが上映されていることを知り調べてみたら,先週の金曜日で終了です.いつころかな〜とキノファクトリーのユナイテッドシネマはチェックしていたのですが・・・.スガイさんでした.もう,すごく悲しいです.

新聞を購読していないのも,敗因.朝刊は買っていますが,映画情報は圧倒的に夕刊ですものね.

ひとつだけよかったこと.新聞の映画欄を細かにチェックしていたら,これまた見逃していたプライドと偏見蠍座で上映されるのを発見.連休もあることだし,これは絶対見逃せない.

僕のニューヨークライフ,どこかまたほかの映画館で上映されれば,いいのですが・・・.かなりマイナーなので,どうでしょうか.

あと,かもめ食堂二人日和も見逃せない.こちらもまもなくでしょうか.チェック,しっかりせねば!