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名犬ラッシー

私を置いてふたりで出掛けて,そんなに楽しかった?念願の名犬ラッシーを観て来ました.

ラッシーを演じたのはとてもきれいで利口なコリー.失業したため以前からラッシーをほしがっていた公爵に売られてしまうのですが,飼い主だったジョーが恋しくて何度も脱走.ついにはスコットランドのそのまた北の端からヨーク目指して走り続けます.

撮影はスコットランド,マン島,アイルランドで行われたそうですが,自然の美しさ,その中をひたすら少年の元に走って行くラッシー.ラッシーを初め,ラッシーの友達のミックス犬,旅芸人の愛犬トゥーツ,羊やそしてキツネまで,みんな活き活きして動物映画としてもすばらしかったですが,湖,緑豊かな丘,岩山etc,etcイギリスの自然の美しさも堪能.

終わりのシーンで公爵がラッシーの足を見て,800kmも飼い主を求めて走って来たラッシーの心意気に応えて,「これは私のイヌではない」というあたり,頑固なだけではない貴族としての矜持をかいま見たのもイギリス映画ならでは.

お話自体はハッピーエンドで,戦争の影も中途半端.でもこれはそういう映画なんだから,それはしかたがないのか.

ちょっと話題になったラッシーの代役,セーブルの毛色がほんの少しだけど濃いめ,ブレーズの感じが本物より角張っていたり(なるべく顔を映さないようにした?)で,なんとなく分かりました.公式サイトではスタント犬となっていましたが,網を飛び越えたり,スコットランドの山並みを走ったりしていたのはこちらのワンコだったようです.

今回札幌では吹替版のみの上映.「スコットランド人のように頑固な」なんて表現があったり,英語の勉強にも良さそうだし,なんといっても自然の中で走るラッシーをもう一度見たい.DVD版,発売待ちです.

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