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2004年09月25日

あしたはドロミテを歩こう

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本当は谷村志穂さんの「イギリス,湖水地方を歩く」を読みたくて図書館に行ったのですが,最寄りのところにはなくて,予約.ぶらっと見てあるいたら,同じシリーズの「あしたはドロミテを歩こう」があったので,さっそく借りてきました.

筆者はトレッキングの意味も知らない山の初心者.イタリアに行きたい別の理由もあって,ピクニックとほぼ同じと考えてドロミテのトレッキングを承諾して出かけたときの紀行文.

当然のことながら,想像していたのと現実のトレッキングのギャップに違和感を感じてしまいます.でも,ガイドのマリオさんを信じて,周りの景色も見ず,ひたすらマリオさんの足跡を追うことで,山に向かう素直な気持ちが表現されています.山でのかけがいのない信頼感を自然と学んでいく記述には,心打たれます.山に登ることが作家としての生き方に相通じるものを感じつつ,徐々にトレッキングを楽しんでいく姿は,以前山登りをしていた飼い主にそうなのよね〜と力強く納得させるものが.

山に登っているときはなんでこんなことをするんだ,帰りたい気持ちでいっぱいなのに,でも登り終わって下山するときもう次の山行の計画を立てている,そんなトレッキングの魅力をあますことなく示してくました.山に暮らす人々の気負いのないスローな生活振りも心和みました.

投稿者 violetta : 2004年09月25日 16:59

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