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2005年12月14日

ほっこりとした・・・

古道具 中野商店
川上弘美の古道具 中野商店を読了.流行の言葉で言うと,「ほっこりとした」あるいは「ゆるりとした」ストーリー展開がなんとも言えず魅力的です.

主人公は東京の西の郊外にある古道具でバイトをしているヒトミさん.同じ店で働いていて,なんとなく彼女の恋人となったタケオ.アンティークショップではなく古道具にこだわってお店をやっている中野さんとそのお姉さんで芸術家のマサヨさん.彼らは個性的であるようで,でももしかしたらまわりとうまく生きられないためにそんな片隅にいる感じ.古道具に囲まれながら綴られる何気ない日々がなんとも言えず新鮮でいい.

こんなにほっこりとした日々が永遠に続けばいいのだけれど,中野さんは古道具屋を閉めて,アンティークショップを開いたり,ヒトミさんは出来ないと思っていた派遣のOLになって,タケオはなんとウエブデザイナーに.

懐かしい時代は続かないけど,でもそういう時期があっただけでもいいと思わせるほんわかとした一冊でした.

投稿者 violetta : 2005年12月14日 20:18

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