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子犬のカイがやって来て

book070404.jpg清野恵理子さんと言えばメイプルに連載した「きもの熱」「樋口可南子のきものまわり」で文章を担当した文筆家.きりりとした和服のイメージなのですが,そんな彼女の新刊は180度イメージが違う「子犬のカイがやって来て 」 .

柴,ハスキー,シェルティミックス(!),それにゴールデンにラブラドールと,最盛期には総勢7匹と一緒に暮らした時代もあるという,飛び切りのワン好き.しかも見るところ,大型ワンコが好きなようです.

そんなワンコとの生活がいろいろなエピソード(主に,イタズラ,破壊行為,そして別れetc,etc)を交えながら書かれています.この本だけ読んでいると,清野さんが私と同年代のワンコ好き,どちらかと言うとスポーティで自然好きの雰囲気が漂います.

もちろんきもの好きが自然が嫌いというわけじゃないけれど,きものの場合は整った自然というか,限定された空間での自然.「子犬のカイ・・・」ではワイルドな自然そのもの.

ソファや家具,クッションなど日常生活で身の周りにある数々の品々が齧られ,壊される中,清野さんのきもの周りに問題がなかったかは多いに気になるところ.なんといっても我が家のワンコの行状を知っているから.(^^; 幸い鼻汁を擦り付けられたり,汚い足で飛びつかれたりはしたものの,破かれるという致命的損傷はいまのところありませんが,保証の限りなしです.
そんなことはおくびにも出さず,ひたすらワンコとの生活が書かれているのはさすがです.

各章がそれぞれのワンコのエピソードを中心に書かれていて,時代が前後することがあり,時折アレッとなることがちょっと難点かも.

タイトルにもなったカイ君のこどもたちは盲導犬候補犬となっています.しっかり頑張ってと応援したくなりました.

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