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2008年04月27日

お庭巡り

京都最終日.午前中に切り上げて午後の飛行機に間に合わせるのに,どこに行こ
うかと,ずっと思案.

結局大谷園茶舗パフェは日曜でダメなものの(しつこい!),当初どうかな〜と思っていた東福寺の龍吟庵と,芬陀院のお庭を観に行くことに.

龍吟庵のお庭はちょうど春期の拝観時期に当っていて一般公開されているもの.東福寺の奥,もう東側の山裾にあります.小さな橋を渡って庵に.室町時代に建てられた方丈.お庭は3つあり石を敷き詰めてありますが,それそれに趣向を凝らしたデザインになっています.白い石を敷き詰めた無の庭,昇天する龍を表した西庭,大明大師が天然痘のため山中に捨てられたところ,それを前後から守っている図をデザインした東庭.こちらでは赤い石が使われていました.

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次いででかけたのが中門のところにある芬陀院.こちらも室町時代に建てられた方丈で,鶴亀を配したお庭が有名だそうです.お茶室の円窓からの眺めは格別.源光庵の悟りの円窓が好きで京都通いがはじまりましたが,こちらのお茶室の窓からの眺めもなかなかです.紅葉の時期はもちろんですが,緑濃い時期のお寺も静かで,とても心落ち着きました.障子にはお花の切り絵が貼られていて,心憎い演出.

funda-in080427_1.jpgfunda-in080427_2.jpg

東福寺は紅葉の頃に訪れ,通天橋のあたりを見て回ったものの,それ以外の塔頭はほとんど通り過ぎただけ.今回はそんなお寺をゆったりと見させてもらいました.朝一番で,人も少ないときだったせいか,本当にゆっくりとお庭を楽しむことが出来ました.

2008年04月26日

takenoko080426.jpgKIMONO真楽の筍会に参加.旬の筍を満喫してきました.札幌だと筍を食べる機会は本当に少なく,まして新鮮なものは初めてと言っていい経験.かすかに苦みが感じられて,歯触りがシャキッとした筍料理の数々.

鏡煮はどーんと大きく,食べるのに大変なくらい.あとは木の芽和えにしたり天ぷらにしたり,さまざまな形で料理されていました.きもののお喋りしながらおいしく食べていたら,多いと思っていたコースでしたが,しっかり平らげてしまいました.

その後は友禅工房を見せていただいて,京都らしい一日でした.

2008年04月25日

舞妓さんのお点前

舞妓さんのお点前生まれて初めて都をどりを観に行きました.思っていた以上に多くの観客.もうお上りさん気分全開で,その前に舞妓さんによるお点前も見せてもらいました.ただ,大寄せを超える多数の人で,ほとんど所作が見えなかったし,お道具の説明もなかった(あたりまえかもしれませんが)のが残念! お薄はもちろん陰出しでしたが,それなりにおいしくいただきました.

都をどりはあまり期待しないで行ったのですが,始まったらもう吸い込まれて行きました.源氏物語をモチーフにした踊りと,舞妓さんの踊りが交互にあって,そのシーンの切替えがあざやか.飽きさせ合い時間間隔でまったく印象の異なる違った演目が演じられたのは,さすが.今回の源氏物語の演目は,六条御息所が生霊となって葵の上のところに現れているシーン.かつて源氏物語占いで私のキャラは六条御息所になったので,観たくないような,でも観ずにいられない微妙な感じでした.

2007年09月28日

まずは練習用

chawan070928.jpg8時過ぎに宅急便が.なにかと思ったらこの間の同期会のときに抹茶碗を依頼した友人から.開けてみたらなんと抹茶碗が入っていました.手紙には

信楽赤土2号,鉄はけ塗り黄瀬戸釉掛け

と書かれています.焼いたなかではかなり気に入った作品とか.まずは練習用に使ってくれとのありがたいお言葉.早速一服点ててみました.

ちょっと小ぶりですが,手にもったときの感じはなかなかよさそう.
出来上がるまで,これで練習に励まなきゃですね.

2007年08月09日

こんぺいとう

kashiki070809.jpgこの間コンサートにご一緒したポラリスさんから,とてもステキにパッケージされたお茶をいただきました.その中にお茶受けとしてこんぺいとうが.

茶箱点前をするときのお干菓子はこんぺいとう.なんといってもあのかわいらしい振出(菓子器)に入れるのはこんぺいとうだけなのよ.そんな風に先生から説明を受けていました.

茶箱点前のお作法,だいぶ忘れてしまっているので,この機会にいただいたこうぺいとうを使って,復習してみるのもいいかも.

2007年06月26日

季節外れの

anthique070626.jpg庭で採れたイチゴで遊んでみました.実は小粒ですが,しっかり熟して,甘酸っぱい味,香りでいっぱい.手持ちのアンティークとも言えないちょっと古い食器と合わせてみました.

蕎麦猪口は多分江戸末期の染付け.ひびが入っていて,金継ぎしてありますが,それでも大好きで,ヨーグルトを食べるときなど使っています.今回はヨーグルトにイチゴをたっぷり混ぜてみました.

お膳はこの間ウェンズディーで散財して買った漆.って,ひとつ2000円しないんですけれど.(^^;

デザートスプーンは,昔のノリタケ.多分メッキですが,一応銀製.

コースターの水玉がちょっとミスマッチ.まだまだ初心者ですから.って←なにが.(苦笑)

2007年04月21日

流祖法要

sakura070421.jpg流祖の300年忌法要で,京都に行ってきました.予報ではあまり天気がよさそうでないので心配しましたが,暑いくらいの陽気.

南禅寺の法要の南禅寺での法要のあと,流祖が茶道の奥義を極めた鳴滝近くの三宝寺,また流祖生誕の長徳寺の茶席に参加しました.

三宝寺は北西の山の端にあり,まだ,桜(多分しだれ桜)が少し残っていて,目を楽しませてくれました.お茶会自体は陰出しで残念でしたが,茶室「松宝庵」で古くからのお道具を見せていただきました.流祖が作られた,300年以上も経っている茶筅に感動.

今回はZERO-3は持って行ったものの,私にしては珍しく.メールチェックくらいで,あとは社中の方々とお茶三昧.こんな京都もまた善きかなです.

2007年02月27日

雛祭り

ohinasama070227.jpg実家のお雛様一式を今年も掘り出せませんでした.なにしろ物置の奥の奥に何年も入れられているので,そこまでたどり着く前にかなりの荷物の整理が必要.母は施設なので,無人の家は寒いし.
そんなので,あともうひとつ,祖母が作った切込みのお内裏様とお雛様があったはず,と探しまわったら,なんとこれはすでに姉のところに.

ということで,今回も我が家は,本当に小さいなにかの付録みたいなお内裏様とお雛様.
せめて桃の花を飾って気持ちを引き立てています.

2006年12月06日

一服いかが

お薄いかが?この間がらくた市で買って来た平茶碗で一服点ててみました.

平茶碗は底が小さく,大きく広がっているためどうも不安定.お稽古に通い始めのころ,うまく点てられないことがあったので,一抹の不安があったものの,でも.器の模様,色が好きで,これを購入.
以前練習したときよりはうまく点てられました.まずまずです.

相方は色だけ見て(暗い色が多い),満足のようです.

2006年12月02日

京都きもの生活

京都きもの生活KIMONO真楽のメンバーのフーさん「京都きもの生活」を出版されたのをお祝いしてのオフ会に出席.

とても趣きのあるお店で,おそばを中心にした鍋を囲みながら会食.
こちらのオフ会への参加は初め.さらにきものを着てのなので,ちょっと緊張しましたが,きものや京都の話etc,また出版にまつわる話等,話が弾みました.

京都もきものも好きなのですが,ちょっと敷居が高いし,外からはなかなか分からないのが,難.
フーさんの京都マップを参考に,いろいろ見て歩きましたが,これからはさらにグレードアップしたこの本がその替わりとなりそうです.

2006年11月22日

すみれの香り

すみれの香りこの間江戸東京博物館に行った時,江戸のかおり「すみれ」のポプリを買ってきました.

さくらもあってどちらにしようか迷いましたが,HNにちなんだすみれにしました.結構匂いがきついのですが,オリエンタルな感じというか,こどもの頃母のタンスを開けたときのなんとも言えない懐かしい感じがして,こちらを選択.

バッグの中に入れて持ち歩いていると,いろんなものに香りが移って仄かに漂っていい感じです.

2006年11月10日

京都きもの生活

KIMONO真楽フーさんが作られている京都きものMAPは京都を旅するときのmustアイテム.フーさんが自分の足で歩いて,目で見てよしとした,きもの情報がしっかりと詰まっています.

これが「京都きもの生活」として出版されるとの嬉しいニュースが届きました.
出版は11月下旬.25日ころにはとのことですが,じつは12月1日からちょうど京都に行こうと密かに計画中.ぜひぜひ,このときにはこの本を持って,紅葉+きものをエンジョイしたいのですが.

出版が待たれます.

2006年07月14日

ゆかたの季節

なんの音?帰り道地下鉄にゆかた姿の人がちらほら.

そういえば今夜は花火大会があるはず.忙しさにまぎれていましたが,これから連続して3週間,毎週金曜日に打上げがあります.
私もゆかたで花火を楽しみたいところですが,ずっと気忙しい日々.来週にゆかただけでも着てみたいものです.

それにしてもゆかたがすっかり夏のウエアとして定着しているのは,とっても喜ばしいことです.かくいう私もゆかたからきもの好きになった口なので,なおさらです.

ところで我が家では数年来ヴィオラの花火嫌いに悩まされていました.でも,今年は引越しで音からだいぶ離れたので,ヴィオラはずいぶん静かです.
時折遠くの音でガバッと起き上がるものの,またつまらなそうに惰眠を貪っていました.

2006年06月02日

書くことが思い浮かばないので

南部鉄瓶何を書いたらいいか思い浮かばないときはヴィオラの写真を載せていたのですが,今日は写真もないので,この間買った鉄瓶をアップ.

久しぶりに寄った遊はうすさんで見つけた南部鉄瓶.中がちょっとサビが出ていましたが,洗えば取れるし,それ以外は状態がよかったので,即購入.

夜お薄を点てるときに使っていますが,湯気の出る感じがとってもいいし,気持ちお茶もおいしく感じられます.IHヒーターにも対応しているし,飾りにもなるし,これはお買い得でした.

2006年05月20日

ライラック祭り

kimono060520.jpgライラック祭りが昨日から始まりました.今日はここでの野点のお手伝い.天気が心配でしたが,晴天のもとの野点となりました.

初めての大寄席のお手伝いで,いろいろ戸惑ったり,間違ったりしてそのたびに気落ちしたり,反省したり.でもまずは大過なく済んで,一安心.肩の荷がおりました.

お天気も保ったしライラックも咲き始めて,名実ともにライラック祭りとなりました.ただ,八重桜がいまだ満開で,ライラックのピンクが桜の中に埋もれてしまったのが,残念! それにしても先輩のいれたお薄のおいしかったこと! おいしく点てるために,お稽古励まなくては.

2006年05月11日

食べちゃった・・・

ひょうたん,食べちゃった・・・お茶のお稽古で出される主菓子とお干菓子.主菓子は食べてくるのですが,お干菓子は苦手なので,だいたい持ち帰り.それでも少しづつ食べるようにしているのですが,今回もひょうたんの形をしたお干菓子が甘過ぎて食べられず,結局ゴミ箱へ.

とここまではよかったのですが,なにぶん食欲魔のヴィオラ.しっかり探り当てて,お召し上がり.しかも包んであった懐紙もちぎって,付いていた砂糖もしっかり嘗めちゃいました.

抹茶も飲むし,お干菓子も食べるし,もちろん主菓子だってOK.食べて飲むことに関してなら,飼い主よりも茶道通?

2006年04月17日

お茶のある暮らし

book060417.jpg昨日の午後のキーワードは「古いもの,古いところ」.

まず円山のアンティークショップで気になっていた古伊万里の小皿をついに購入.にゅうが入っていたので少し安くしてもらいました.目立つほどではないのでラッキーです.

次いで古い民家を利用したレストランでは走りと言ってもいい「さくらむーん」でランチ.その隣のビルにリサイクルのきもの屋さんとおぼしき(新しい)お店があったのですが,準備中.次はぜひともチェックせねば.

このあとは札幌では最後の路線となった市電に乗ってまめぐらさんに行き,この間お願いしたパシュミナを受け取り,最後に古本屋さんに.

ここでも買いたい本は結構あったのですが,「図書館で借りられる本は買わない,極力家に残さない」を胆に命じ選択.「お茶のある暮らし 心静かな」を購入.抹茶だけでなく,煎茶,ほうじ茶や玉露,お茶請けのお菓子,お茶の器など,お茶にまつわる記事が.写真を見ているだかで,穏やかな心地よさが伝わってきます.

父の煎れてくれる煎茶はピカイチで,実家に帰ったときの楽しみでしたが,読んでいてふとそんなことも思い出されました.

古くてもいいもの.古いからこそいいものをこれからも少しづつ生活に取り入れていければいいな,などと感じ入った午後でした.

2006年03月10日

きもの遊び

ファンというより,気になる存在の麻生圭子さんのエッセー「きもの遊び」が今日からカフェグローブでスタート.

読んでいてなんとなく読みやすい.理由を考えたら,書かれている言葉.カフェグローブでは標準語.でも,彼女の「京もの」の著書の多くは京言葉で書かれています.

京言葉が嫌いなのではありません.でも北海道に住んでいると関西弁(とひとくくりにするのは大雑把すぎるかもしれませんが)は,特異的に違和感を感じさせてしまいます.例えば空港,例えばスキー場で,関西弁が聞こえてきたら,耳がそばだっちゃう感じ.
それと,東京育ちの人があれだけ京に傾倒して言葉まで変えてしまうのに,多分違和感を感じているのかもしれません.

その分今度のエッセーは本よりも不特定多数を対象にしているせいか,ごくごく普通の(耳慣れた)言葉使い.素直に読むことに集中できます.10月までの半年間の連載.休日直前の金曜日に配信なので,週末に楽しめそうです.